生活

見知らぬ爺さんの助けを借りて陸の孤島から逃げ帰った話【バックレ】

投稿日:

この記事は私のバイトバックレ体験記です。なのに人の温もりで心がポカポカする、そんなお話。

本記事の目次

見知らぬ爺さんの助けを借りて陸の孤島から逃げ帰った話
 事の発端
 トラブル発生
 救世主現る
なぜバックレに至ったか?
 労働時間
 休暇
私が不真面目になった理由
人の温もりを再認識しました

見知らぬ爺さんの助けを借りて陸の孤島から逃げ帰った話

みなさん、突然ですがキャッシュレス決済って使ってますか?

私は新卒就職で都会に出てきて、昼のコンビニの混雑がひどくて、素早く決済できるキャッシュレスを使い始めました。(モバイルsuica)

私の生活圏ではモバイルsuicaがあれば決済手段に困ることはなかったので、ここ1年くらいはほとんど現金を持ち歩いていなかったんです。

事の発端

それで本題なんですが、私は2019年1月に会社を辞めています。

新卒入社した会社を約9ヶ月で。ゆとり丸出しですね。

会社員時代の話はいつか記事にするとして、お金が減っていくのが不安になってきて2019年4月1日付けでバイトを始めることにしました。

その名もリゾートバイト。娯楽施設に派遣されて、住み込みで客室の清掃を行うというものです。

なぜこのバイトを選んだかといえば、食費や光熱費が抑えられるので、より少ない労働時間で健康体を維持できると考えたからでした。(なるべく働きたくないという日本人にあるまじき思考w)

そのバイト先っていうのが田舎の山奥にある、とある旅館でした。

自宅から電車と新幹線を使って6時間くらいかかったかな。

私の地元もかなり田舎ではあるんですが、平地なので住宅街がそこそこあります。

バイト先は山と山の距離が近くて、建物も少なくて、秘境感がすごかったです。

このバイトなんですが、結論を言うと、4月2日の夜にバックレて帰りました。

なぜバックレたかは後述しますが、バックレる際にあるトラブルに見舞われます。

トラブル発生

21時半ごろの終電(田舎の駅だから終電が早い)で帰ろうとして、21時前に駅に着きました。

その際、こちらに着いたとき駅員が切符を目視で確認していたのを思い出しました。

そうだ、主要駅から乗り継いでこの秘境駅へ来るとき、運賃は現金で払ったんだった・・・

嫌な予感がしました。

先に述べた通り、所持している現金の額が極端に少なかったので、モバイルsuicaが使えるか駅員に聞いてみると・・・モバイルsuicaが使えない!

改札にタッチセンサーらしき電子ユニットがあったので、何なのか聞いてみると、それはこの地域でのみ使えるカード専用だという。

運賃を確認してみると運賃約600円に対して手持ちの現金は300円ちょっと ・・・。

モバイルsuicaが使えない、現金は足りない、クレジットカードなんてもちろん使えない!

完全にバックレモードに入っていたから、今から寮に戻ってまた明日の労働に備えるなんて考えられない!という感じでした。

救世主現る

駅員にあとで送金できる手段はないかと相談してみても、頭を抱えている様子。

何かお金になるものはないかと財布を物色していると、高校2年生の時に全校ボキャブラリー(英単語)コンテストで満点をとったときの景品「図書カード1000円分」が見つかったのです!

駅員にこのカードを現金1000円と交換してくれないかと持ちかけてみると断られましたが、辺りを見回してみると、待合室で本を読んでいるおじいさんがいました。

「こんばんは。ご本はよく読まれますか?」という宗教の勧誘ばりの怪しさで話しかけてしまいましたが、事情を説明すると快く図書カードを交換してくださいました。 ( 札は10,000円札しかなかったようで、電車賃約600円と交換しました。 )

この親切なおじいさんのおかげで私は無事バイトをバックレることができました。

ちなみに、中継地点の地方都市に出る頃には終電が無くなっていたので、その日はアパホテルに宿泊し、翌日自宅に到着しました。

なぜバックレに至ったか?

そもそも私がバイトをバックレようと思ったきっかけですが、それは2つあります。

労働時間

一つ目は労働時間です。

ただ労働時間が長かったわけではありません。

むしろ、他のバイトと比べれば短い方でした。

働き始める前に提示されていた労働時間は、9時半から14時頃までの5時間程度です。

しかし、初日から私のみ他の人の1.5倍程度の客室数を割り当てられ、労働時間が6時間を超えてしまいました。

それだけならまだしも、労働基準法で6時間を超える労働では休憩時間を1時間挿まなければいけないと決まっています。

にもかかわらず、現場の責任者は休憩時間のことをうやむやにして、へらへらとしていたのです。

そう、そのバイト先では労働基準法が遵守されていなかったのです。

休暇

二つ目は休暇です。

初日の労働が終わった後、シフト表が配布されたので見てみました。

世間では4月から5月にかけて、長期休暇であるゴールデンウィークがありましたが、私のバイト先にはもちろんそんなものはありませんでした。

観光業なので、まあそれは仕方ないとしても、振替の休暇もなかったのがバックレを決意する決定打となりました。

私が不真面目になった理由

とはいえ、バックレは良くないと言われるでしょう。

一般的な日本人にとって、労働環境が悪いくらいでバックレるのって不真面目と捉えられますよね。(私にとっては常識ですが)

私も最初からそういった行動力があったわけではありません。

明確に吹っ切れたのが、高校生の時です。

親の都合で隣県に引っ越したため、3ヶ月ほど県を跨いでバス通学した時期がありました。

遠いので、朝5時に起きても、渋滞につかまったりするだけで遅刻することが増えました。

それまでの人生で「規則を破る」という経験がほとんどなかったため、遅刻しながら登校することが、ある種のドロップアウトのように感じられました。

そのときから、
「周りと違うことで変な目で見られたとしても、自分の利益をとっていこう。」「 自分の力ではどうしようもないことを気にするのはやめよう。」
というように価値観が変わっていきました。

大学生のとき、知人から
「(大勢の注目を浴びる状況で)堂々としていてすごい」
と言われたときは嬉しかったです。

人の温もりを再認識しました

この出来事から感じたのは、やっぱり人って温かいなあ。ということです。

心がポカポカしました。途方もない安心感。それだけです。

私はこれからも人を愛していきます。

そして、人を物のように扱う思想に反抗していこうと思います。

以上

mark3_and_mark4

  
  
  
  

-生活
-,

Copyright© 不易流行 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.